10月3日、神奈川県消防長会主催『外見だけでは分からない障害×防災』セミナーを担当しました。
神奈川県内の消防本部から多くの皆さんが参加くださり、
真剣な表情でうなずきながら、熱心にメモを取ってくださる姿に、
私自身も背筋が伸びる思いでした。
地域が変われば、行政の障害への対応や背景も少しずつ異なります。
だからこそ、各地でお声かけいただき、その地域の実態を調べて学ぶ過程そのものが、
私にとって大変貴重な時間となっています。
受講後のアンケートでは、次のような声をいただきました。
「初めてのテーマで、障害者について知らないことが多く、全体的に印象に残りました。」
「小さな気づきが人の心を救い、命を救うものだと思います。貴重なお時間を共有していただき、ありがとうございました。」
「障がいのある方やその家族に対して、心理的安全性を行政としてどう提供できるか。『ちがい』に気づける心の柔軟性が必要だと感じました。」
「『外見だけでは分からない障害×防災』は消防のみならず、行政としてもしっかり捉えていく必要があると感じる研修でした。」
この企画を実施して本当に良かったという言葉をいただけた時が、何より嬉しい瞬間です。
今日ご参加くださった皆さんが、それぞれの地域や職場に戻り、
現場で働く隊員の方々にこの学びを共有してくださること。
それが、災害時に“外見だけでは分からない障害”を抱える方々の命と生活を守る、大切な一歩になると信じています。