· 

開催レポート:みんなに優しい「ラクワク」オフィスって?②

<開催レポート①はこちら

(取材協力:ライター&フォトグラファー 岩見尚子さん)

 

続いてグループワークショップの始まりです。

 

各グループでは発達障がいの主な困りごとのリストを見ながら、それらの中で自分も「苦手だな」「困っている」ということを共有していきました。

発達障がいでなくても、苦手と感じていたり、困っていることがある。自分とは違う部分で「苦手」と感じていることがある。困り感のレベルは違うけれど、共感できる部分がある。そんなことをお互い気づくことができました。

 

次に私にぴったりな「ラクワク」オフィスを考えるカードを使って、グループワークを進めていきました。このカードは、チーム“オフィスダイバース”のオリジナルです!

 

働く場所や日常過ごす場所を想定し、それぞれの人にとって心地よい環境とは?をテーマに、一緒に楽しく真剣に考える時間となりました。人それぞれ苦手と感じること、心地いいと感じることの違いがあるということを、たくさん知ることができました。

 

「自分がどんな環境だったらリラックスできるのか、どんな環境だったら集中できるのかを、分かっていなかった。」「自分のことをより知ることができる機会にもなった。」とお話ししてくださる方もいました。

 

「それぞれの生活(職場)でできることは?」そんな問いについて、それぞれのおもいをシェアしました。

オフィス家具をすぐに取り入れることはできなくても、その要素を少しずつ取り入れることができる。

お互い「違い」を知り、認め合うことから、誰にとっても働きやすい環境づくりが始まっていくと感じました。

 

イベントの最後に、畠中よりこんなメッセージを伝えました。

 

「働き方の違いを認めて尊重し合おう!」 

自分にとって働きやすい環境を自由に選べるならば、日々の困りごとや、居心地の悪さが軽減し、環境が働くひとりひとりにフィットする。きっと今よりずっと個々の能力が発揮されるはず。 

障がいあるなしに関わらず環境からのアプローチは個人の生産性を上げ、チームの生産性にも大きく影響します。

「環境が価値を生みだす」

発達障がいから見た「こうだったらいいな」の視点は、多くの人の「ラクワク」オフィスと会社が生き残る 新たな価値に繋がると考えます。今は働く人が環境に合わせているけど、これからは、「環境が人に合わせていく」ようになるといいなと思います。

 

まだまだ私たちにはやりたいこと、伝えていきたいことがたくさんあります。

これからもチャレンジドLIFEは発達障がいの目線で、みんなの生きやすさを叶えるために進んでいきます!